救急科専門研修
救急医の専門性。それは、いかなる状況下でも、小児から高齢者まで、軽症・重症にかかわらず、疾病・外傷・精神科領域等、対象領域を限定することなく、救急診療を求めるあらゆる患者さんに責任を持って医療を提供し、必要に応じて各専門診療科・周辺医療機関と連携する能力。
後期研修医勉強会
当教室では後期研修医を中心に毎月第2、4木曜日に後期研修医勉強会を行っています。全国どこからでも参加できるようにオンラインで開催し、月に1回は上級医によるレクチャーも実施しています。
医学生教育
医学生教育を通じて、医学生たちと未来の医療について考えます。医学的な知識はもちろん、救急医療ならではの決断、患者とのコミュニケーション、さらには救急医療と社会の繋がりを探求します。
講義・実習
系統講義では、可能な限り症例に則し、救急診療の心構え、緊急処置の基本、見落としやすい病態、陥りやすいピットフォール、トピックス、救急診療のやりがいについて講義を行う。
臨床実習では、本学附属病院および協力医療機関での実際の救急診療現場で、指導医による監督のもとで診療に参加し、レポートの発表を行う。
医学生からの臨床研究
臨床医になると、診療の中で「この判断は正しいのか?」「どちらの治療が正しいのか?」という疑問に日々出会うようになりますが、これを解決するのが臨床研究です。一方で日々の臨床業務で忙しくなると、なかなか臨床研究を体系的に学ぶ時間がとれないのも事実です。
当教室では「臨床研究ってなんだろう?」「研修医になる前に臨床研究に触れてみたい」という医学生を歓迎します。規定されたプログラムはありませんが、個々の希望に応じて、臨床研究のイロハに取り組み、学会発表・論文執筆まで指導します。
医学生からの学外活動
教室員は学会認定の活動(日本救急医学会学生・研修医部会:SMAQ)、救急医療に関するNPO法人での活動(EM Alliance)、救急教育コースの設立・運営(ICLS、J-MELSなど)、京都の若手医師・救急医の勉強会(臨床研修屋根瓦塾KYOTO、京都救急若手セミナー)など大学・診療科を超えた様々な活動に関与しています。
もし、このような活動に興味がある場合には、お気軽にご連絡ください!
大学院
当教室大学院(救急・災害医療システム学)では、救急医療にパラダイムシフトを起こすために日々様々な研究に取り組んでいます。研究を通じて、世界のガイドラインや社会システムに影響を与え、社会へ貢献することを目指します。
研究内容
当教室では臨床研究を中心に、院外心停止、低体温、外傷、気道管理、人工呼吸器管理など救急・集中治療領域の研究を発信しています。他大学の研究チームとも共同研究を実施しており、大学院在学期間中からも各分野の第一人者と研究を行うことが可能です。
生活
本教室の大学院生は大学病院での臨床業務はDutyではなく、研究に集中できる環境体制が整っています。
また、在学期間中の国内留学・海外留学や、社会人大学院生(常勤として市中病院に勤務)も個々の希望に応じて可能です。